【活動レポート】浦崎と古瀬が現地で歯科医療支援を行いました
皆さん、こんにちは!
3月25日から4月6日の日程で浦崎と古瀬が現地サモアで歯科医療支援活動を行いました。
今回も、現地歯科医師と協働で進めている歯周病予防・治療プログラム、小学校でのむし歯予防プロジェクト、どちらも少しずつではありますが、確実に前進させることができました。
現地医師とともに歯周病予防・治療プログラムをスタート
ルマナイサモアの現地パートナーとして、これまで一緒に活動を行ってきたサバイイ島のTsuasivi病院を訪問しました。
ルマナイサモアは、このTuasivi病院を拠点に現地歯科医師チームと協働し、サバイイ島での歯周病予防・治療プログラムの展開を試みています。
前回(2023年9月)の訪問から現地医師チームとメールで協議を重ね、今回訪問での協議を経てそのスタート地点に立つことができまし。
まずはサバイイ島の歯周病の罹患状況を調べるため、サモア人医師とともに来院患者さんの歯周病の罹患状況を調査しました。
まだまだサンプル数は少ないですが、サモア特有の歯科事情との関連性が考察できました。
また、今回現地から要望があった歯科材料も寄贈させていただきました。
サモアでは糖尿病の増加が社会問題となっているのですが、実は歯周病は糖尿病の合併症のひとつに数えられています。
歯科医師としてお口からサモアの人々の健康を守るための力になれるよう、現地サモア人歯科医師とともに引き続き活動を続けてまいります!
小学校の子どもたちに歯磨き指導
今回はサバイイ島の小学校2校を訪問し、むし歯予防プロジェクトの活動として子どもたちに歯磨き指導も実施しました。
最初に訪れたSaipipi小学校は昨年9月にも訪問し、歯磨き指導を行いました。
みんな頑張って歯磨きを続けてくれたようで、大変上手に歯磨きできていました。
2校目はLano小学校という学校で、今回初めて歯磨き指導を実施しました。
これまで支援してきたSaipipi小学校の先生のお子さんがLano小学校に通学しており、その先生のたっての希望で今回の実施が実現しました。
また、ルマナイサモアから全校児童の皆さんに歯ブラシも寄贈させていただきました。
最後にSaipipi小学校の児童の皆さんから私達にサモアの伝統的な歌と踊りのプレゼントがありました。歌も踊りも本当に素晴らしく、とってもうれしいサプライズでした。
Lano小学校の児童のみなさんも私たちの説明に熱心に耳を傾けていただき、歯ブラシの大切が充分に伝わったと思います。
このように少しずつですが私たちの活動の和が広がっていることを本当にうれしく思います。
今回の訪問でいろいろとご協力いただいた先生方にも感謝です。
ルマナイサモアの活動を体験していただきました
今回の渡航には、日本からルマナイサモアの活動に関心をお寄せいただいた歯科衛生士さん1名と高校生2名が、実際に現地の活動に同行しました。
小学校での歯磨き指導の活動では、歯科衛生士さんにもお手伝いいただき、サモア語も用いて歯磨き指導を行ってもらい、それから児童の皆さんの歯磨きを丁寧にチェックいただきました。
高校生のお二人には、小学校の児童の皆さんに向けて日本文化の紹介を英語で行ってもらいました。
サモアの児童の皆さんはみな興味津々で話を聞いており、雪景色の写真などには、驚きと共に大変興味をもってくれました。
古瀬が柔道経験者ということもあり、日本文化の紹介のなかで、柔道の紹介とデモンストレーションも行いました。
急遽、勇猛果敢なサモアの児童からの挑戦を受け、見事サモアの児童さんが勝利を収めた一幕は、この日一番の盛り上がりとなりました。
さいごに、現在ルマナイサモアメンバーの知り合いの方を中心に、少しずつではありますが、我々のサモア訪問に同行いただき、サモアの文化や国際協力活動を現地で体験してもらうプログラムを試験的にスタートしています。
現地への同行、活動にご関心がある方はルマナイサモアまでぜひご相談ください。