サモアの小学校には教科書がありません。日本では児童1人に教科書が1冊あるのが当たり前ですが、サモアは違います。それどころか教師も教科書・指導書などを持っておらず、それでも日々の授業が行われているのが現状です。中でも理科・数学は深刻で、教師が十分な専門性や教授法の知識を持っていないことで、児童に効果的な指導ができていません。私たちは、ただ既成の教材を渡すという物資の支援だけではなく、日本の教育現場や青年海外協力隊として得た知見を用いて、サモアの教師たちと協働し、現地の学校現場において教育支援を行っていき、サモアの教育の質の改善を目指します。

ルマナイサモアの教育支援事業は、SDGs(持続可能な開発目標)の目標4「すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」の達成のために、以下のような取り組みを行っています。

  • サモアの教員の指導力向上を目的とした教員研修の実施
  • サモアの子どもたちへの文房具や教材の無償配布

算数教育授業改善プロジェクト(パンデミックの影響により、中止)

2019年にJICA草の根技術協力事業において採択を受けておりましたが、パンデミックの影響により、2020年3月から現在(2021年8月)までサモアへの海外からの入国が叶わず、2021年8月に断念することになりました。またサモアに入国し、活動できるようになった際には、必ずや何らかの形で再びチャレンジしたいと考えています。

\私たちの国内事業についての情報はこちらから/