1.歯科医療支援活動

 現在までサモアで行われてきた歯科医療支援活動は歯科機材、器具、材料の支援が中心でした。しかしながら歯科医師数が少ないサモアにおいては、十分な歯科医療が実施出来ないため、予防中心の歯科医療体制の構築が大きな目標となっています。私たちの共同代表の一人である浦崎は2013年から、現地の歯科医師らと協力して、サモアの小学校でフッ素洗口を実施してきました。その結果2018年には、初めてフッ素洗口を実施した小学校においてはほとんどのむし歯を無くすことができました。こうした予防活動をサモア全土に広げていき、さらには歯周病予防や現地歯科衛生士の育成といった次のステップへとつなげていきたいと考えています。

2.教育支援活動

 サモアの小学校では、児童各自の教科書がないのはもちろんのこと、教師も教科書・指導書などを持たずに授業が行われています。特に理科・数学教育は教授経験の少なさから、せっかく支援された実験器具や教具もその利用法が分からず使用されていません。私たちは現地教師が自信を持って理科・数学の指導を行うためには、現地教師自身が試行錯誤の上で作り上げた教材や身の回りで手に入る材料を用いた教具の作成が必要であると考えています。私たちはただ既成の教材を渡すという物資の支援ではなく、日本の教育現場や青年海外協力隊としてサモアの教育現場で得た知見を用いて、サモアの人々とともに学び、協力して現地の学校において教育支援を行いたいと考えています。

3.国内開発教育活動

 私たちの活動は現地の活動に止まらず、日本国内において、身近に参加できる国際協力・国際交流を目指します。南太平洋の小さな島国であるサモアは、私たちの住む日本とは7600kmも離れています。そのような遠く離れた島国と日本との双方の文化交流を促進するために、両国の歯科医師・歯科衛生士、学校教員や活動に携わる人々との交流の機会を設け、双方の国においてより多くの人々に互いの文化を紹介する活動を行います。また、日本において国際協力や国際交流を促進させるために、展覧会や講演会などの活動も行います。