【ルマナイブログ】国際協力をライフワークに

皆さん、こんにちは。

ルマナイサモアのHPをご覧いただきありがとうございます。

共同代表の浦崎です。

今回はルマナイサモア設立のきっかけやこれまでの歩みについて詳しくお話させていただきます。

なぜ私がサモアに関わるようになったのか。どのようにルマナイサモアが誕生したのか。

このあたりのストーリーをお話しできればと思っています。

また不定期にはなりますが、他のメンバーからもルマナイサモアとの出会いや、サモアに対する思いなどを話してもらう予定です。

ぜひ、今後とも楽しみにしていただければ幸いです。

わたしとサモアとの出会い

わたしが初めてサモアを訪れたのは、1985年のことでした。

きっかけは青年海外協力隊(現・JICA海外協力隊)への参加です。

ご存知の方も多いかもしれませんが、青年海外協力隊とはいわゆる開発途上国と呼ばれる国々に派遣され、自分の持っている知識や技術を生かしてその国の課題解決のために現地で2年間活動するボランティア制度です。

ただ当時の自分の思いを振り返ってみると、青年海外協力隊員を志したのはボランティア活動が目的というよりは、外国に行きたい、住んでみたいということがそもそもの動機でした。

サモアで2年間歯科治療を行いながら、現地に住み、友人になったサモア人とともに生活をするなかで、サモアの生活や文化を知ることができたことは本当に大きな経験でした。

とくに、首都のあるウポル島から船で1時間半かけていくサバイイ島で、電気も水道もないサモア人の生活を経験し、それを通して自分の人生の在り様をはじめ、いろいろなことを考えさせられました。

帰国後、再びサモアに戻るまで

帰国後、サモアや世界各国の様々な問題を考えることは、僕のライフワークになりました。

とはいえ、その後歯科医院を開業したこともあり、具体的な行動を起こすことはありませんでした。

しかし、再びサモアと僕の人生の歯車が動き出す出来事が起こります。

2012年、サモア人の友人が日本を訪れたことがきっかけで、とても遠くに感じていたサモアを25年ぶりに訪れることになったのです。

サモアに行くと、当時の同僚歯科医師や友人たちと再会することができました。

感動の再会でした。

その時、僕の頭に浮かんだのは、「歯科予防を通してサモアのために恩返しがしたい」という思いでした。

すぐにサモアの歯科医師や友人らに相談し、現地の小学校で歯科予防活動を始めることが決まったのです。

それから毎年数回サモアを訪れるようになり、個人で活動を続けていきました。

そのなかで、段々とサモアが抱える様々な問題が見えてくるようになりました。

これらの問題を解決するために、現在の活動をさらに発展させていく方法はないだろうか、と考え始めるようになりました。

そんな頃に出会ったのが、共同代表の氏原でした。

当時、青年海外協力隊の教育隊員としてサモアで活動していた氏原は僕の活動に興味を示してくれるとともに、NGOを作ってはどうか、という提案を日本に帰国後にしてくれました。

当初は一人でできる範囲で活動をやっていこうと考えていましたが、サモアでの活動やサモアと日本の交流をさらに深められる可能性を感じ、2018年12月に国際協力NGOルマナイサモアを設立することになりました。

ライフワークとしての国際協力に

友人からは、「海外で歯科予防活動をするなんていろいろ大変だね」と言われることがあります。

しかし、気分転換するには異文化に身を置くことが僕には必要と思っているので、サモアを定期的に訪れ、活動をすることは僕にとっては楽しみであり、ストレスはほとんどありません。

青年海外協力隊隊員として2年間の活動中にいろいろなことを学ばせてもらったことに対しての「恩返し」

それに加えて、サモアのみならず世界中を旅行しながら、その土地土地で多くの人から受けた様々な親切に対する「恩返し」という思いが、僕がサモアで活動をおこなう原点であり、原動力になっています。

発展途上国、援助、helpなどの言葉にはどうも上から目線という感じがして、違和感を持ってしまいます。サモア人と共に問題を見つけ、解決策を探り、これからも活動していきたいと考えています。

このHPをご覧になり、もし我々の活動にちょっとでも関心をお持ちになりましたら、ぜひ気軽に連絡をください。

国際協力経験をしたことがない方も経験ある方も、サモアにただ興味・関心がある方でも、誰でも大歓迎です。

もちろんサモアや外国で活動することだけが国際協力活動ではありません。日本国内でできることもあります。ぜひ皆さんの思いを私たちと共有させていただき、一緒に活動することができることを楽しみにしております。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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